9年前の今頃、あんな出来事が起きるなど
誰も想像していなかった…
今でも9年も経つとは思えないほど、
鮮明に記憶に残っています。
私の住む家からすぐ近く45号線の様子。
逆流する砂押川。多賀城駅付近です。
ザブザブと聞いたことのない波音でした。
そして津波の引いた後の45号線。
アスファルトが泥で見えません。
そしてそこからしばらくの間、
時が止まった時間が続いた事も
覚えています。
必死で自宅に上がった津波の片付けをする日が続きました。
あれから、今日まで
あんなに荒れていた被災地は
以前の街並みすら
残さないほど新しく生まれ変わり、
新しい道路もでき、新しい家も建ちました。
防災への意識が高まり
いち早く情報が届くようになったり、
災害が起きるたびに昔よりも行政の対応が
早くなったり、
私達の災害に対する行動も変わりました。
なによりも思うことは
津波で亡くなって行った方は
どんなに怖くて苦しい思いをしたのだろう…
それを考えると計り知れません。
そして聞くことすらできません。
あの日の出来事。
残された私達にできることは
亡くなられた方々の分まで、
一生懸命生きることだと思います。
今度は新たにウイルスが日本だけでなく、
世界を脅かしていますが
身を守るすべと、正しい判断と
立ち向かう身体と心を持つ事が大事だと思います。
難しい問題も山積みですが、
きっと乗り越えられる。
改めて、あの日、津波で亡くなられた方に
合掌。