2016/07/03

100年お疲れ様でした…

6月27日、月曜日の夜

今度は100歳と4ヶ月の祖母が

息を引き取りました。

先日、自宅へ一時帰宅をした

5日後のことでした。

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とても心優しい祖母でした。

ここ数年、

耳が遠くなり、こちらの伝えたいことは

ホワイトボードでの筆談での会話でした。

膝が悪く、年々少しずつ歩くことが

できなくなり、移動は車イスでの生活でした。

それでも祖母は

弱音を吐かず、不自由を嘆くこともなく

受け入れていました。

いつも穏やかで

誰にでも「感謝」の気持ちを

常に忘れない人でした。

大家族の中、農業を営み、

家事と仕事に明け暮れた毎日だったことを、

母からの話や、昔の写真からわかります。

そして、過去には自分の子供を4人も

病気で先に亡くす、

という辛さも乗り越えてきました。

それでも若い時の写真を見ると

大勢の家族や友人達に囲まれ、

最近ではひ孫達にも囲まれ、

楽しい時間もたくさん過ごしたのだと思います。

そうして生きた100年。

100年生きるということが、どんなことか。

たくさんのたくさんの経験をして、

自らが導く光となり、

私達の先を照らすような存在になっていまた。

耳が聞こえなくても、歩けなくても、

祖母の話す一言一言が

私達へのアドバイスに聞こえていました。

これから先も、

私達が何かで迷った時には

祖母の背中を思い出すでしょう。

そして、

祖母がまだ元気だった時、

私にもっと運動指導者としての

知識と経験があったなら、

「転んでケガをしないように」ということだけでなく、

「また歩かせてあげられるかもしれない」

ということに

気づいていたら、

もしかして、祖母を車イスなしでも

歩けるようにできたのではないか、と

少し後悔に似た気持ちです。

今回の祖母とのお別れで、

私のこの先、新たに進む道が

見えた気がします。

これも祖母が照らしてくれている光かも

しれません。

ばあちゃんお疲れ様でした。

母を産んでくれて、ありがとうございました。

子供の頃、たくさん絵本を読んでくれてありがとう。

たくさんの事を教えてくれてありがとう。

そしてこれからも、

私達を先へ導く光のような存在でいて下さい。

本当にありがとう。お疲れ様でした。

ゆっくり休んでくださいね。

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